立つ鳥跡を濁さずが、転職に大事なこと

私は今までに2度転職をした事がありますが、転職をする際に大事なことは、きちんとした辞め方をすることです。立つ鳥跡を濁さずということわざがありますが、正にその通りだと思います。初めての転職は、今から5年前でした。大学を卒業して、5年間働いた職場を辞める事になりました。当時、車の営業マンをしていたのですが、会社の経営が思わしくなく、希望退職を募っていました。私も応募しても良かったのですが、年度途中に数字を上げずに辞めるのが嫌だったので、翌年の決算まで働き、しっかり数字をこなして退職しました。

希望退職に応募すればわずかですが、退職金の上乗せがあったり、会社都合での退職になるので、失業給付などがすぐに受けられるメリットもありました。しかし、中途半端にしたくなかったので、3ヶ月後に自己都合退職の道を選びました。前もって上司には相談をしていたので、私の後任の営業マンは1ヶ月程度で配属になりました。全くの素人の人でしたが、まだ2ヶ月間あったので、私の学んだ営業の基礎と、5年間で築いた顧客をちゃんと引き継ぐ事が出来ました。2ヶ月間2人で回っていたので、全ての顧客に挨拶もでき、良かったと思っています。

会社を辞めることを決めてからの3ヶ月の間に、転職先を見つけていれば良かったのですが、仕事もこなしながら、後任の指導などもあり、なかなか上手くいきませんでした。結局、その会社を退職する際には、次の仕事先は決まりませんでした。その後1ヶ月くらい休んでいた頃に、前の会社の上司が心配してくれて、仕事先を紹介してくれました。たまたま上司の友人に社長がいて、その会社が営業マンを募集していたのです。最終的には自分で決めた仕事に就いたので、その会社には行きませんでしたが、きちんとしていれば、こうした良いこともあるんだなと実感出来ました。

2度目の転職は、その2年後でした。特にその会社に不満などもありませんでしたが、私の友人が車関係の営業をしており、一緒にしないかと誘われました。車の仕事は好きだったので、もう一度頑張りたいと言う気持ちが大きくなり、転職をすることを決意しました。転職をするにあたって、すぐに上司に相談する事にしました。次の転職先は、本社が大阪にあるため、面接をして貰うにも本社に行く必要があり、休む必要がありました。面接に合格するか分からない状況だったので、嘘を言って休んでも良かったのですが、どちらにしろ転職を考えた時点で、辞める事は決めていたので、正直に相談をしました。

上司は、私の決意が固いことを知って、止めませんでした。それどころか私が面接に行きやすいように、さりげなく私の仕事をしてくれていたのです。お陰で私の体が空き、希望の日に面接に行くことが出来ました。面接の結果、すぐにでも来て欲しいとの話になり、上司に相談しました。私が相談した時点で、後任の営業マンの募集はしていたようですが、まだ決まっていない状況でした。私は、決まるまで待って貰うつもりだったのですが、全て上司が引継ぎをしてくれたので、最短の2週間で退職することが出来ました。

次の転職先にも迷惑をかけることなく、転職できたのは、事前に上司に相談をしていたからだと思います。転職活動などは、なかなか上司に相談しにくいことかもしれませんが、先延ばしにしていても、あまり良いことはありません。今いる会社にも、次の会社にも迷惑をかける事になりかねません。仮にも自分がお世話になった会社なのですから、なるべく迷惑をかけないようにするのが礼儀だと思います。

世間は、広いようで狭いです。どこで繋がっているかも分かりません。きちんとした事をしていれば、必ず何らかのプラスになってくると私は思います。立つ鳥跡を濁さずの精神で、きちんとした辞め方をすることは、重要だと思います。